今回は固定費の中でも大きなウェイトを占める「自動車保険の保険料を安くする方法」について解説します。この記事は5分で読めます。
自動車保険ってディーラーで提案された内容で加入したままだけど?
どこで加入してもそんなに保険料に差はないんじゃないの?
車を買ったところで自動車保険を提案され、そのまま加入している人いませんか?加入後に全く見直しをしていない人もいると思います。
しかし、自動車保険料は家計を圧迫する固定費のひとつです。そのまま放置しいていると、無駄にお金を払い続けることになります。
そんなあなたに元損保会社で事故の示談業務を6年間やっていたブログ管理人が「自動車保険の保険料を安くする方法」を徹底解説します。
この記事を最後まで読んで行動すれば、家計を圧迫している自動車保険の保険料が安くなることは間違いないので、ぜひ最後までご覧ください。
- 自動車保険の見直しをしたことがない人
- 自動車保険の見直し方法が分からない人
- 自動車保険の適切な補償内容を知りたい人
- 補償内容を見直す。(過剰に補償をかけていないかチェック)
- 適切な補償内容はコチラ
- 見積り一括サイトで見積りを取る。(ネット系損保に乗り換える。)
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【火災保険も一緒に見直す方はコチラ】
- 自動車保険の種類について
- 自動車保険の補償内容について
- 自動車保険の保険料を安くする方法3種類について
- ブログ管理人がオススメする自動車保険の内容について
自動車保険の種類は?
強制保険(自賠責保険)
自動車保険は「強制保険」と「任意保険」の2種類に分かれており、「強制保険」=「自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)」です。
車やバイク、原付を購入すると新車、中古車に関わらず、どんな車でも強制的に契約をしなければなりません。
自賠責保険は契約期間があって、自賠責保険が切れている状態で公道の走行は厳禁!違法です!
- 刑事処分:30万円以下の罰金または6ヶ月以下の懲役
- 行政処分:違反点数6点、免停30日間
分かりやすく言うと、「自賠責保険」=「対人保険」だけということです。
任意保険(今回のテーマはここのお話)
「任意保険」とは自分で補償の内容や保険会社を選んで任意に加入する保険のことです。
大きく分けて「代理店型」と「ダイレクト型(通販型)」の2種類があります。
代理店型とは?
自動車ディーラーや中古車販売店、車検工場などの代理店を介して加入するタイプの自動車保険。
東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険など
ダイレクト型(通販型)とは?
インターネットや電話で保険会社に直接申込みをして加入するタイプの自動車保険です。
ソニー損害保険、イーデザイン損害保険、三井ダイレクト損害保険など
自動車保険(任意保険)の補償内容の種類は?
対人保険
契約車両の事故により、他人を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負った場合に自賠責保険で支払われる限度額を超える損害賠償額に対して保険金が支払われる保険であり、自賠責保険を補完する保険といえます。保険金額(契約時に設定した金額)が支払い上限です。
事故で相手を死亡させた場合、任意保険の対人保険に入っていないと人生終わりますよ?
対物保険
契約車両の事故により、相手の車や壁、電柱など他人のモノを壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償するものです。保険金額(契約時に設定した金額)が支払い上限です。
例えば、事故で信号機を1本折ると150~300万円ぐらいの修理代がかかります。
車両保険
契約車両が交通事故、自然災害、駐車場でのいたずら、車両の盗難、飛び石でフロントガラスにヒビが入ったなど、自分の車の修理が必要になった際に修理代等を補償するものです。保険金額(契約時に設定した金額)が支払い上限です。
また、車両保険には、補償範囲の広い「一般型」と限定された「限定(エコノミー)型」の2種類があります。
運転に自身がない人は契約している人が多いですね。ただし、保険料がすごく高いので注意が必要です。
人身傷害保険
契約車両に乗車中の方が事故で死傷した場合などに、過失割合に関係なく実際の損害額に対して約款に定める基準に基づき保険金を受け取れるものです。また、他人の車やバス、タクシーなどに搭乗中の事故、歩行中の他の車との事故でも補償の対象となります。保険金額(契約時に設定した金額)が支払い上限です。
事故にあって怪我をしたら自分の人身傷害保険も一部使える可能性があるので、とりあえず保険会社には必ず連絡しましょう。
搭乗者傷害保険
契約車両に乗車中の方が事故で死傷した場合などに、契約であらかじめ決められた金額(通院日額5,000円など)を、入通院日数や後遺障害の程度に応じて保険金を受け取れるものです。
搭乗者傷害保険と人身傷害保険を一緒にセットする人は最近少ないです。
自動車保険の保険料を安くする方法①(乗り換え編)
自動車保険の保険料を安くする方は主に3種類です。
保険会社を「代理店型」から「ダイレクト型(通販型)」へ乗り換えましょう。
ダイレクト型自動車保険の保険料が安くなる主な理由は「保険会社の事業運営にかかるコストが抑えられているから」です。
ダイレクト型の保険会社はたくさんあるので、自動車保険の一括見積りサイトなどで比較することをオススメします。
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自動車保険の保険料を安くする方法②(補償内容編)
自動車保険を契約する時に補償内容について、ディーラーで提案されたまま契約し、その後見直しはしていますか?
加入内容も忘れて見直しなんて全くしていないわ。
保険の補償内容を適正にしましょう。
保険証券を手元に用意してね!(ダイレクト型の場合、パソコンやスマホの画面で確認可能)、オススメの補償内容はこれから説明するよ!
対人保険
必ず「無制限」にしましょう。事故で人を死亡させた場合、億を超える賠償もあります。
対物保険
必ず「無制限」にしましょう。事故で相手の物を壊した場合、相手次第で数千万の損害になることもあります。
車両保険
「不要」です。絶対に入るなと言っているわけではありません。
自分の車の修理代には生活防衛資金(生活費の半年分の貯金)を用意して備えるのがベターです。
そもそも保険とは「低確率の高リスク(=家計が破綻するレベル)に備えるもの」です。
それでも車両保険を付けたいんだけどダメ?
そんな人のために車両保険の入り方も解説します。
①保険料を安くしたいなら「限定型」がオススメ。補償の範囲は下記を参照。
一般型 | 限定型(エコノミー型) | |
---|---|---|
他の車との事故 | ||
他のバイク・ 原付の事故 | ||
自転車との事故 | ||
単独事故 | ||
当て逃げ | ||
盗難 | ||
いたずら | ||
火災 | ||
フロントガラスへの飛び石 |
②免責金額は「5-10万円」にする。(この場合、1回目の事故の自己負担は5万円、2回目は10万円ということ)
免責金額を高く設定するほど保険料が安くなるので、事故に遭ったときに自己負担できる金額を見極めたうえで、できるだけ高く設定するのがいいでしょう。
人身傷害保険・搭乗者傷害保険
人身傷害保険のみで付帯し、「3,000万円」に設定がオススメ。また、「搭乗中のみを補償するタイプ」を選択。
仮に1億円で保険をかけていても高度障害や死亡時に保険金が1億円超えることはほぼないからです。人の死亡には生命保険で備えるというのが基本です。人身傷害保険を5,000万円以上かけている人の割合は10%以下です。
特約を見直す
特約とは主たる保険だけでは対応できない事態に対してより細やかな対応をする補償です。保険会社によってさまざまな種類の特約が用意されていますが、必要な特約は以下のものだけ。それ以外は必要ありません。
- 弁護士特約→事故の相手と揉めた際に役立ちます。また、被害事故でも慰謝料の引き上げ等に使えます。
- 個人賠償責任保険→車に乗車中以外の事故で役立ちます。(例:子どもが喧嘩して相手を怪我させた場合や自転車で人とぶつかった時など)ただし、火災保険などに付帯されていることもあるので重複注意。
運転者年齢条件を見直す
保険会社によって異なりますが、「全年齢補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」「30歳以上補償」「35歳以上補償」といった形で区分されており、補償が適用される年齢の幅が広くなるほど、保険料が高くなる仕組みになっています。
(例題)夫婦ともに30歳の家庭
「30歳以上補償」を付けるのが正しいですが、結婚した時から「26歳以上補償」のままになっているようなケースはよくあります。特に大学生の子どもがいる家庭では子どもが誕生日を迎えて21歳になったらすぐに「全年齢補償」から「21歳以補償」へ変更しましょう。
「全年齢補償」は特に保険料が高いので、早く切り替えをしましょう。
運転者の範囲を見直す
多くの保険会社で「本人限定」「本人・配偶者限定」「家族限定」「限定なし(誰でもOK)」という4区分が採用されており、運転できる範囲が広くなるほど保険料が高くなる仕組みになっています。
車に乗る家族の状況が変わったら、その都度ちゃんと変更しましょう。
自動車保険の保険料を安くする方法③(番外編)
自動車保険の保険料を安くする方法の一つとして番外編を紹介いたします。
今より小さい車両に乗り換えましょう。
え?いきなりそんなこと言われても困ります。
分かっています。だから番外編なんです。
自動車保険の保険料ってどうやって決まるのか?
自動車保険の保険料は、補償内容や運転者限定、等級などが同じでも契約車両によって保険料が異なります。
これは、保険料の算出に「型式別料率クラス」が適用されており、車の型式ごとの事故実績によって保険料が変わるからです。
分かりやすく言うと、高級車は保険料が高くて、軽自動車などは保険料が安いということです。
ブログ管理人おすすめの自動車保険の内容は?
色々書いてあったけど、よく分からないって人は以下の組み合わせをおすすめします。自分の保険証券を見て、一括見積りサイトで見積りを取ることをオススメします。
- 対人保険→無制限で加入
- 対物保険→無制限で加入
- 車両保険→不要。どうしても入りたいなら、限定型で免責は「5-10万円」
- 人身傷害保険→3,000万円で加入
- 搭乗者傷害保険→不要
- 弁護士特約→加入必須
- 個人賠償責任保険→加入必須、重複注意
- 運転者の範囲は家族の状況に合わせる
- 運転者の年齢条件は家族の状況に合わせる
- 保険会社をダイレクト型に乗り換える
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「自動車保険の保険料を安くする方法」まとめ
- 補償内容を見直す。(過剰に補償をかけていないかチェック)
- 適切な補償内容はコチラ
- 見積り一括サイトで見積りを取る。(ネット系損保に乗り換える。)
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【火災保険も一緒に見直す方はコチラ】
自動車保険の保険料は固定費の中でも大きなウェイトを占めております。
一度しっかりと見直すだけで簡単に圧縮出来ますので、ぜひ行動しましょう!火災保険もついでに見直すことをおすすめします!
火災保険を見直ししたい方コチラ→【2022年最新】火災保険が改定で値上げ?保険料を安くする方法3選について解説
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