今回はドコモのホームルーター「docomo home5G(以下、ドコモhome5G)」について解説します。この記事は5分で読めます。
ドコモhome5Gの導入を検討している方で、実際の速度が気になる人はいませんか?
お店で勧められたけど、実際に使っている人からデメリットなど正直な意見が聞きたいなぁ。
販売されてすぐに購入し、発売当初からずっとこの商品を使用しているブログ管理人が、ホ-ムルーター「ドコモホーム5G」の速度や価格、「メリット・デメリット」まで包み隠さず本音でレビューします。
この記事を読めば、「契約する・しない」の判断材料になることは間違いないので、ぜひ最後までご覧ください。
- ドコモhome5Gがそもそも何か知らない人
- ドコモhome5Gを購入するか検討している人
- ドコモhome5Gの実際に使っている人の意見を知りたい人
【メリット】
- コンセントに差すだけで契約した日から使える(工事不要)
- 契約期間の縛り、解約による違約金なし
- 5G電波を使うので、場所によっては光固定回線より速い
- データ容量は使い放題で、ドコモ回線網を使用しているので電波が安定している
- 本体に他社のSIMカードを差しても利用可能
- ドコモのスマホとセット割引が組める
【デメリット】
- 端末を購入する必要がある
- 5Gエリア以外だと4G通信となり、速度が落ちる
- 登録した住所でしか使えない(持ち運び不可)
- アップロード速度が遅いため、YouTuberなどには不向き
- 応答速度が遅いため、オンラインゲームには不向き
- 「ドコモhome5G」の基本スペックやメリット・デメリット
- 「ドコモhome5G」を使っているブログ管理人の正直な意見や実際の速度について
「ドコモhome5G(HR01)」とは簡単設置の5G対応ルーター
「ドコモ home5G(HR01)」とはドコモから2021年8月27日に販売開始された5G対応のホームルーターのことです。
契約後、電源に差すだけにですぐに使える上に高速通信が可能ということで、現在も非常に人気の商品です。
(本体の下側からドコモのSIMカードを入れる必要あり)
ソフトバンクやauなどでも似たような商品はありますが、この商品がダントツの人気です。
基本スペック
発売日 | 2021年8月27日 |
サイズ・重量 | 約170(H)×約95(W)×約95(D)mm、約720g |
サービス提供エリア | ドコモのモバイルサービスエリア |
契約期間 | なし |
デーや容量 | 無制限 |
契約事務手数料(初回のみ) | 3,300円(税込) |
月額料金 | 4,950円(税込) |
契約初月の料金 | 4,950円の日割り |
端末代金 | 39,600円(税込) ※月々サポート割(3年間毎月1,100円割引)で実質0円 |
通信速度 | 5G:下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbps 4G:下り最大1.7Gbps/上り最大131.3Mbps |
同時接続台数 | 65台 |
解約手数料(違約金) | 0円 |
支払い方法 | クレジットカード、口座振替 |
キャッシュバック | このサイト経由で申し込むと15,000円現金でキャッシュバック (ドコモの公式サイト経由だとdポイントで15,000ポイントキャッシュバック) |
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ドコモhome5Gのメリット
ここでは「ドコモhome 5G」の【メリット】について解説します。
工事の必要なし、買ったその日からコンセントに差すだけで使える
「ドコモhome5G」の最大のメリットは、「工事が不要で契約したその日からコンセントに差せば使用可能」という点です。
通常の光回線であれば、必ず光回線を家に引き込むための回線工事が必要です。
この回線工事までの日数は、契約した会社にもよりますが最低でも契約から1週間以上先になることが多いです。
「引っ越し先で今すぐネットを使いたい人」、賃貸マンション等で「光回線を契約出来ない人」にオススメします。
賃貸マンションだと回線工事を嫌がられることはありますね。
契約期間の縛りなし、違約金もなし
固定回線の場合、光回線撤去費用なども合わせて請求されることが多いです。
しかし、「ドコモhome5G」の場合、契約後いつ解約しても契約解除料(違約金)や、その他事務手数料等の費用がかかることは一切ありません。
データ容量は使い放題
「ドコモhome5G」はWIMAXや他社のホームルーターにあるようなデータ使用量3日で10GB上限や、月30GBの制限などのデータ容量の使用制限はありません。
しかし、ドコモのホームページの注意書きに以下のような気になることが記載されています。
「当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。」
速度制限がかかるか不安の状態まま使いたくないなぁ。
私自身も気になったので問い合わせしたころ、「〇〇GB以上使用したらアウト!」という明確な基準はないとの回答でした。
私自身も3日間で100GB以上使用してみたり、色んなYouTuberさんが超大量のデータ通信を行う実験をした動画を上げていますが、速度制限にかかったというような結果は見当たりませんでした。
ドコモの回線網を使用しているので通信が安定している
「ドコモhome5G」は、ドコモのスマホと同じ基地局の電波を使用して通信しているため、「スマホで通信できる場所」=「ドコモhome5Gが通信出来る場所」です。
つまり、【ほぼ全国どこでも使える】と思っていただいてOKです。
山間部やへき地などで、そもそも固定の光回線が引けない場所でも使用可能です。
wimaxなどは圏外になることも多々あります。基地局数を見てもドコモがリードしており、圏外になることはほぼありません。
【2022年5月総務省公開】2021年の基地局数比較
5G対応で場所によっては固定の光回線より速い
一般的な光回線の最大速度は【1Gbps(1,000Mbps)】ですが、「ドコモhome5G」は最新の5G高速通信に対応しており最大速度は【4.2Gbps(4,000Mbps)】です。
また、高速Wi-Fi規格の「Wi-Fi6」にも対応しており、Wi-Fiでも高速通信が可能です。
本体に他社のSIMカードを差しても利用可能
「ドコモhome5G」の本体はSIMフリーの端末です。
契約時に受け取ったドコモのSIMカード以外(=他社のSIMカード)を挿しても通信が可能です。
「ドコモhome5G」を解約した場合、「メリット②契約期間の縛りなし、違約金もなし」でも説明した通り、本体は手元に残りますが、再契約する際はドコモのSIMカードのみの契約は出来ません。
しかし、他社のSIMを契約すれば本体を再利用出来るので、本体は捨てずに手元に置いておくことをおすすめします。
(本体だけ欲しい人はメルカリなどに出品されているので、チェックしてみてください)
例えば、楽天モバイルのSIMを挿せば、毎月使い放題で3,278円(税込)で運用することが可能です。(1日10GBの使用制限はあり)
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ドコモのスマホとセット割引が組める
「ドコモhome5G」と「ドコモのスマホ」をセットで利用すると、スマホの月額料金が最大永年1,100円割引となります。
(「5Gギガライト~3GBプラン」の場合、永年550円割引となります)
しかし、そもそもドコモ本体の携帯料金は高いので、格安SIMや同じドコモ系列のアハモ(ahamo)などに切り替えることをオススメします。
ドコモhome5Gのデメリット
ここでは「ドコモhome 5G」の【デメリット】について解説します。
3年以内に解約すると、端末代金の支払いが残る
「ドコモhome5G」の本体料金は39,600円(税込)です。
契約すると自動的に月々サポート割が適用されて、【毎月1,100円】の割引が36ヶ月間続くので、本体代金は実質0円となります。
しかし、契約から36ヶ月以内に解約すると、上記の月々サポート割が終了となるため、端末代金の残りは自分で負担しなければなりません。
メリットで説明した他社のSIMを使って月額料金を安くしたい人はメルカリで本体だけ購入するのがオススメです。
5G提供エリア以外だと4G通信となり、速度が落ちる
「ドコモhome5G」は4G回線と5G回線のどちらかで通信しますが、まだまだ5Gエリアが狭いのが弱点です。
下記画像の赤色部分は2022/8/13時点での5G対応エリア(関西付近)を示しています。
4G回線だと速度は大きく落ちるので、契約前に自宅が5Gエリアに入っているか「サービスエリアマップ」で確認しましょう。
5G基地局の建設はどんどん進んでおり、「サービスエリアマップ」で今後のエリア拡大予定を見れるので参考にしましょう。
登録した住所でしか使えない(持ち運び不可)
「ドコモhome5G」はモバイルルーターのように、外に持ち出して使用することは出来ません。
ドコモのホームーページにも以下のように注意が書かれています。
当社にご登録いただいた設置場所以外にhome 5G専用ルーターが設置されていることを当社が確認した場合、「料金プラン(home 5G)」お申込み時に新規で発行いただいたdアカウント・ビジネスdアカウントの連絡先メールアドレスへ通知し、「home 5G」のご利用を停止します。設置場所住所(home 5G)以外での利用を複数回繰り返す等の禁止行為を当社が確認した場合、当社が回線解約を行うことがあります。
登録住所以外で何度も使用するなど、悪質と判断された場合は「強制解約」になることもあるので、ご注意ください。
「引っ越し」などで使用場所が変わる場合は、「月に1回まで」マイドコモやドコモショップで使用場所の変更が可能です。
アップロード速度が遅いため、YouTuberなどには不向き
「ドコモhome5G」は固定の光回線に比べてアップロード速度が遅いです。
下記の画像は速度測定サイトで実際に計測したデータです。
SNSやネットを見るのはすべて「ダウンロード速度」が重要なので、気にしないくても良い人は多いはずです。
アップロード速度は「7Mbps~24Mbps程度」しか出ないため、容量の大きなファイルをアップロードするようなYouTuberさんには不向きと言えます。
大容量のアップロードをメインで使うような方はやはり固定の光回線がおすすめです。
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応答速度が遅いため、オンラインゲームには不向き
「ドコモhome5G」は「Ping値」と呼ばれる応答速度が遅いです。
ネット回線の品質を「レスポンスや応答速度」で表すのがPing値です。
Ping値を表す単位は「ms(ミリ秒)」で、数値が小さいほど通信環境が良いことを示します。
インターネットに接続しているときの、ユーザーが体感する速度に近い指標がPing値といえるでしょう。
つまり、体感速度を数値化したデータだといえます。
「Ping値」は40以下だと速いとされており、60以上はやや遅いという目安があります。
「ドコモhome5G」の「Ping値」は下記の画像の通り、平均60前後で速いとはいえませんので、オンラインゲームをよくする人にとっては気になるかもしれません。
実際の速度は?(大阪の5G提供エリア)
「ドコモhome5G」はドコモの「4G回線」と「5G回線」を使って通信しています。
回線を自動に設定していると5Gエリア内であれば優先的に「5G回線」に接続されます。手動で「4G回線」に切り替えることも可能です。5Gエリアの確認は「サービスエリアマップ」でできます。
・5G:下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbps
・4G:下り最大1.7Gbps/上り最大131.3Mbps
「4G回線」「5G回線」それぞれの私の自宅での実測は以下の通りです。
【計測条件】
- 場所、時間:大阪府、お昼頃
- エリア:5Gエリア
- 置いている場所:一軒家、1階のリビングの窓際
- 接続台数:スマホやipad6台、その他Wi-Fiで操作できる家電複数
- 接続方法:ノートパソコンを【Wi-Fi】で接続
「4G回線」の場合、上記画像以外のサイトでも複数回計測しましたが、ダウンロード速度は「平均35~45Mbpsぐらい」でした。
「5G回線」の場合、上記画像以外のサイトでも複数回計測しましたが、ダウンロード速度は「平均240~260Mbpsぐらい」でした。
回線速度は時間や曜日によって上下しますが、「5G回線」は「4G回線」より5倍程度速いことが分かります。
ドコモ「home5G」についてよくある質問まとめ
ドコモ「home5G」についてのまとめ
【メリット】
- コンセントに差すだけで契約した日から使える(工事不要)
- 契約期間の縛り、解約による違約金なし
- 5G電波を使うので、場所によっては光固定回線より速い
- データ容量は使い放題で、ドコモ回線網を使用しているので電波が安定している
- 本体に他社のSIMカードを差しても利用可能
- ドコモのスマホとセット割引が組める
【デメリット】
- 端末を購入する必要がある
- 5Gエリア以外だと4G通信となり、速度が落ちる
- 登録した住所でしか使えない(持ち運び不可)
- アップロード速度が遅いため、YouTuberなどには不向き
- 応答速度が遅いため、オンラインゲームには不向き
私は固定回線のeo光の速度等に不満は全くなかったのですが、光テレビ・光電話とのセット契約で毎月約8,000円近く支払っていました。
お試しの気持ちで「ドコモhome5G」に乗り換えましたが、結果的に「ドコモhome5G」に乗り換えて大正解でした!
ネット回線の速度や設置問題でお悩みの方は、「ドコモhome5G」の導入をぜひ検討してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
\15,000円キャッシュバック の特典付き/
簡単1分で申し込み完了