こんにちは、FIRE投資家のカケルです。
今回は「つみたてNISAの売却方法と売り時」について解説します。この記事5分で読めます。
つみたてNISAを決済して現金化する方法が分からないなぁ
非課税期間が終わって決済しようとした時に含み損だった場合、どうしたらいいの?
売り時の正解ってあるのかな?
「つみたてNISA」をスタートしたのはいいが、売却時や20年後のことを不安に思う人も多いはず。そこで今回は「投資歴16年でFIRE済みのブログ管理人」が、【つみたてNISAの「売却方法」や「売り時」】について分かりやすく徹底解説します。
この記事を読めば、「つみたてNISAの売り時」での悩みが減ることは間違いないので、ぜひ最後までご覧ください。
- つみたてNISAの売却を検討している人
- つみたてNISAの売り時を知らない人
- つみたてNISAの売却方法を知らない人
- つみたてNISAの売却は「先に積み立てした分から」行われる
- 売却方法は「全部売却」「一部売却(金額指定or口数指定)」のみ
- 売却タイミングは狙っても天井を取れないので狙わない
- オススメの売却方法は「定率取り崩し」
- つみたてNISAの売却方法の手順と売り時について
売却注文における先入先出法とは?
先入先出法といって「先に買った分から順番に売られていく」と決まりがあります
株式などであれば、1000円で買った株式と1200円で買った株式を持っている場合、現在の株価が1100円なら、一方は100円の含み益、もう一方は100円の含み損です。この時に株式であれば「含み益が出ている分だけ売却する」ということが出来ますが、つみたてNISAではそのようなことは出来ません。
デメリットのように思えますが、つみたてNISAの非課税期間は早い年に買ったものほど早く非課税期間の終了が来るので、むしろメリットとも言えます。
売却方法は「全部売却、一部売却(金額指定or口数指定)」の3種類
株式であれば売却価格を事前に指定する方法、現在の価格で売却する方法などがありますが、つみたてNISAで売却注文をする方法は以下のの3種類しかありません。
- 「全部売却」・・・保有するすべてを売却
- 「一部売却(金額指定)」・・・金額を指定した売却
- 「一部売却(口数指定)」・・・口数(取引単位)を指定した売却
売り時はいつがベスト?
ズバリ!答えは「お金が必要になった時」です。
相場の天井や底を読むことは絶対に出来ません。基準価額が高い所で売りたいという気持ちは分かりますが、天井が読めたら苦労はしません。インデックス投資は複利で運用されており、投資期間が長くなればなるほど資産は増えていきますので、無理に売却せずにどうしてもお金が必要になった時に一部売却するなどが良いかと思います。(資産が目減りしにくく長持ちする)
非課税期間(20年)が終わったら、全部売却する必要があるのか?
つみたてNISAの非課税期間は「積み立てた分から順番に非課税期間が終了する」というのは説明済みですが、それぞれ非課税期間終了時に強制的に売却などは不要です。非課税期間が終了後に売却しないと、課税口座(特定口座)に移管されます。
下図(図はNISA口座)のケース1のように「非課税期間終了時に保有資産が値上がりした場合」は、「値上がりした価格(150万)」が「新しい取得価格」となり、20年間で儲かった分(差額30万)は非課税となります。
逆に下図(図はNISA口座)のケース2のように「非課税期間終了時に保有資産が値下がりした場合」は、「値下がりした価格(100万)」が「新しい取得価格」となります。このケースの場合、その後基準価額が上昇した場合、売却価格(130万)と新しい取得価格(100万)の差額に20%の税金がかかります。
オススメの売却方法は?
必要になったら都度売却するという方法がベストですが、それでは死ぬまで運用を続けることになり、せっかく貯めたお金を使う機会が無くなります。
私がオススメする方法は「定率での取り崩し」です。
例えば、「年末に残高の5%を取り崩す」と決めたとします。年末の残高が1000万なら50万円分を現金化するイメージです。
【徹底解説】つみたてNISAの売却方法と売り時は?についてのまとめ
- つみたてNISAの売却は「先に積み立てした分から」行われる
- 売却方法は「全部売却」「一部売却(金額指定or口数指定)」のみ
- 売却タイミングは狙っても天井を取れないので狙わない
- オススメの売却方法は「定率取り崩し」
つみたてNISAは始めたらとにかく気にせず放置!、これが正解だと思ってます。
おすすめ銘柄などは下記の記事をみて参考にしてね!
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。