インデックス投資がおすすめなのは分かってる。人気の全世界株式と米国株式どっちに投資すれば良いのかしら?
世界経済を引っ張っているのは米国!米国株式だけでいいでしょ?
いやいや、全世界に投資した方がリスク分散になるわよ。
全世界株式と米国株式の商品の種類は多く成績は違うので、適当に選ぶと将来的に大きな差となります。
そこで今回は投資歴17年でFIRE済みのブログ管理人が各社の『全世界株式と米国株式の商品』を徹底比較します。
この記事を最後まで読めば「全世界株式と米国株式のどっちを選ぶべきか?」が分かりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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米国株式の比較はコチラ→【徹底比較】米国株式への投資はVTIとS&P500どっちがおすすめ?
全世界株式の比較はコチラ→【徹底比較】全世界株式への投資はVTとオルカンどっちがおすすめ?
米国高配当ETFの比較はコチラ→【徹底比較】米国高配当ETFおすすめ3銘柄について
- 全世界株式と米国株式どちらへ投資するべきか悩んでいる人
- 全世界株式と米国株式どの銘柄に投資するべきか悩んでいる人
- 迷うのなら「全世界株式」を買えば良い
- おすすめの銘柄は「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」
- 全世界株式と米国株式の二択に到達している時点で80点以上取れている
全世界株式(VT)と米国株式(VTI)の投資商品の種類は?(投資信託とETF)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド⇒(呼称:楽天VT)※
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)⇒(呼称:オルカン)※
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド⇒⇒(呼称:SBI・VT)※
- バンガード・トータル・ワールド・ストックETF⇒(呼称:本家VT)※
(※)商品名が長いので呼称を付けました。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド⇒(呼称:楽天VTI)※
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)⇒(呼称:S&P500)※
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド⇒⇒(呼称:SBI・VTI)※
- バンガード・トータル・ストック・マーケットETF⇒(呼称:本家VTI)※
(※)商品名が長いので呼称を付けました。
【投資信託】楽天VT、オルカン、楽天VTI、S&P500、を比較
楽天VT | オルカン | 楽天VTI | S&P500 | |
ベンチマーク | FTSE-GACI | MSCI-ACWI | CRSP USTMI | S&P500 |
投資対象 | 全米株式 (大・中・小型株) | 全米株式 (大・中型株) | 全米株式 (大・中・小型株) | 全米株式 (大・中型株) |
構成銘柄数 | 約8,000銘柄 | 約3,000銘柄 | 約4,000銘柄 | 約500銘柄 |
購入時手数料 | なし | なし | なし | なし |
純資産総額 | 1732億円 | 5164億円 | 5,427.98億円 | 11,575.24億円 |
信託財産留保額 | なし | なし | なし | なし |
信託報酬 | 約0.212% | 約0.1144% | 約0.162% | 約0.0968% |
歴史の浅いSBIシリーズはカットしました。気になる方はごめんなさい。
【投資信託】楽天VT、オルカン、楽天VTI、S&P500の過去成績を比較
ここからは4つの商品の過去チャートを用いて成績を比較します。
過去1年で比較
過去1年の成績は以下の通りです。
楽天VT | オルカン | 楽天VTI | S&P500 |
+10.00% | +10.74% | +14.48% | +18.96% |
米国株式の勝ちだね。
過去3年で比較
過去3年の成績は以下の通りです。
楽天VT | オルカン | 楽天VTI | S&P500 |
+62.68% | +63.94% | +78.29% | + | 82.91%
米国株式の勝ちだね。
設定以来(ファンドが出来てから)で比較
設定以来の成績は以下の通りです。
楽天VT | オルカン | 楽天VTI | S&P500 |
+64.58% | +64.55% | +95.82% | +88.87% |
どの期間で見ても全世界株式に対して米国株式の圧勝だね。
もう負けを認めます。これからは米国株式へ集中投資するわ!
私も米国株式は最強だと思ってます。詳しく知りたい人はコチラ→【たぱぞうさんから学ぶ】米国株で始める 100万円からのセミリタイア投資術について
まだ結論を出すのは早いです。米国株式派と全世界株式派、それぞれの主張を一旦まとめます。
米国株式派(VTI派)の主張
ここでは米国株式派の意見について解説します。
全世界株式は低成長の国を含むから
全世界株式に投資する最大のメリットは「国固有のリスク」を下げることです。
しかし、投資対象を世界全体へ広げることにより成長性の低い国も入ってしまいます。高齢化の進むヨーロッパ諸国や我らが日本などです。
アメリカは世界最大の経済大国であり、GDPは世界最大です。
近年は中国に追いつかれつつあるものの、米国最強はしばらく揺るがないですね。
アメリカは人口が増加し続けているから
先進国の中で人口が増加しているのは唯一アメリカだけです。
新興国の成長も米国市場で取り込める
今後も大きな成長が見込める「新興国市場」については、以下のように主張しています。
- 米国の大企業は、ほとんどがグローバル企業
- 新興国にもすでにビジネスの根を張っていて、その国の成長は取り込める
実際にS&P500を構成する企業の「海外売上高比率」は、ここ数年で40~50%弱もあります。
世界分散はリスク低減にならない
下記の図は「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」の構成比率を示した資料です。
全世界株式を買っても、約60%がアメリカだからリスク低減にはならないよね。
2020年3月のコロナショックの時も全世界株式は米国株式と一緒に下がってるでしょ?リスク低減になっていないよね。
確かに全世界株式を持っていたから助かったというケースはないですね。
全世界株式派(VT派)の主張
ここでは全世界株式派の意見について解説します。
米国の暗黒時代を知っていますか?
米国株は長期で見れば右肩上がりのチャートですが、特定の期間に区切ってみると「暗黒の期間」があります。
たとえば、下記はSPYの過去チャートですが、2000~2010年の10年間は完全なボックス相場(株価がある程度の範囲で上がったり下がったりを繰り返す相場)でした。
このS&P500指数でさえも10年間で2度の暴落期、さらには横ばいの取引値という時代があったのです。
アメリカでも株価が成長していない時期があったのね、ある意味安心したわ。
米国一強が永続するとは限らない
米国株式派の人は「米国の暗黒時代はあくまでも過去の話」という人が多いでしょう。
「今が絶好調」だから米国集中投資こそが大正解と言っているに過ぎません。
しかし、人類の歴史に目を向けてみると、特定の1つの国・政府・文明が栄え続けたことはありません。
例えば、ローマ帝国、鎌倉幕府、メシポタミア文明のようにどれだけ強大な力を持っていたとしても、必ず歴史の波に飲まれてきました。
ここで1つ重要なグラフを紹介します。
世界の株式時価総額を表しています。
1990年代、日本のバブル時代は日本株式が米国株式と同じぐらいの割合となり、「日本株式を持っていない方がおかしい」と言われていました。
しかし、その後日本のバブルは弾けて景気後退・・・相場の転換点を読むことは出来ないのです。
つまり、米国一強がこのまま続くとは限らないということです。
より広い分散効果が期待できる
全世界株式は文字通り、世界中の投資可能なほぼ全ての銘柄に投資することができるファンドです。
長期的かつ安定的にリターンを得るなら、分散投資は基本中の基本です。
ただし世界分散といえど、やはりアメリカが60%を占めているのは忘れてはいけませんね。
- 時価総額加重型のファンドなので、投資する国をわざわざ選ばなくても良い
(ポートフォリオを自動調整してれる) - 強い国には多めに、弱い国には少なめに投資してくれる
「ほったからかし投資」の著者:山崎元さん・水瀬ケンイチもファイナルアンサーとして「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」がベストと言っております。
ブログ管理人の意見は?
ここ10年の米国株式の成長率は高く、全世界株式よりもリターンが大きかったのは事実です。
しかし、全世界株式派の意見通り、「1つの国が永続して最強であった時代」はありません。
どの国が躍進してきたとしてもその時、その時で1番強い国に投資をすることができればそれがベストです。
超長期で見ると勝ちを予想する必要のない「全世界株式」が正解だと思います。正直、米国株式と全世界株式の二択まで来ている時点で80点以上は取れていると思います。
VT(全世界株式)とVTI(米国株式)どっちを買えばいいの?についてのまとめ
- 迷うのなら「全世界株式」を買えば良い
- おすすめの銘柄は「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」
- 全世界株式と米国株式の二択に到達している時点で80点以上取れている
結局終わってみなければどっちの成績が良かったかは分からず、投資に正解はありません。
投資に大事なのは常に自分で考えて他人の意見を鵜呑みにしないことです。
今すぐ投資をスタートしたい方は以下の口座のどちらかでスタートすることをおすすめします。
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